保険会社の提示してくる示談金額は、妥当なものでしょうか 福間法律事務所の法律情報Q&A 兵庫県宝塚市

Q　保険会社の提示してくる示談金額は、妥当なものでしょうか。

A
保険会社が提示してくる示談金額は、多くの場合、裁判の際の基準よりも低い金額です。

交通事故では大抵の場合、保険会社の社員が示談交渉に出てきます。任意保険の示談代行サービスです。このとき、保険会社が被害者に対して提示する示談金は、保険会社の基準によるものであり、裁判で認められる賠償金(裁判実務)と比較して低いのが通常です。

保険会社は、「当社が提示できる上限の金額である」として示談金を提示したりしますが、それはあくまで保険会社の基準に従った上限の金額に過ぎず、裁判で認められる賠償金の額ではありません。

弁護士が示談交渉にあたる場合、その後裁判になることも想定して、保険会社と交渉をします。そうすると、保険会社は通常、示談金額を上げてきます。もし裁判を起こされてしまったら、裁判実務に従って、保険会社の基準に従った金額よりも高い賠償金が認められることになるからです。

弁護士による交渉・裁判の結果、賠償金額が大幅に増加することは決して珍しいことではありません。示談の金額に不安があるときは、ぜひ弁護士にご相談ください。