fukuma blog

事件終了の喜びを分かち合う

2015/11/01(日) 日々の出来事

先般、事件が終了したご依頼者様がご家族の方とともに、事務所にお越しになりました。事件を振り返り、それまでの苦労を思い、喜びを分かち合うときであります。弁護士としての幸福を感じるときです。

事件を乗り越えるための苦労が大きければ大きいほど、この喜びは大きく、ご依頼者様とともに、「あの時は、ああだったですね、この時は、こうだったですね」と苦労話に花が咲きます。そんなひとときを過ごせるのは、弁護士冥利に尽きると言えるものであります。

それにしてもつくづく思いますのは、皆さま、事務所に最初に相談にお越しになったときは、トラブルに直面して気持ちが沈みがちであられるのですが、手続きを進めていくうちに次第に明るくなられるということです。案件を処理する過程において、事実関係についてのお話をお聞きし、それに基づいて書類を作成したり、相手方と交渉したり、場合により調停・裁判等の手続きを取っていったりするのですが、徐々に明るさを取り戻されていかれます。裁判の場合などにおいても、最初にお目にかかったときは、将来裁判所で証言して頂く場合は、大丈夫だろうかと思われるようなときでも、事件処理が大詰めにさしかかり、実際に法廷で証言して頂く場合には、実に堂々と、毅然と誇りを持って証言をされていかれるのです。依頼者の方々がトラブルを乗り越えて行かれる過程で、強く明るくなられていくのを感じます。

トラブルはない方がいいというのは当たり前のことです。しかし、トラブルがあったとしても、それに押しつぶされてはならず、乗り越えていかなければなりません。そのためには、多大なエネルギーを必要としますが、私は皆さま方がトラブルを乗り越えて行かれるのをお助けし、支援してまいりたいと思います。

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