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「ハーゲンダッツ」に牛乳を提供する農協(道東の暴走老人)

2013/11/27(水) 日々の出来事

本日の日本経済新聞を読んでおりますと、「ハーゲンダッツ」に原料の牛乳を供給しているのは、北海道の浜中町農業協同組合であり、その組合長石橋栄紀さんは、「道東の暴走老人」を自称し、牛の品種や飼料を徹底的に改良して最高品質の牛乳を作り上げたことが紹介されておりました。

いい物を作り出すには、工夫、時間、労力を要し、それは当然のことながらコストを膨らませ、価格を上昇させていきます。しかし、その価格は、市場において当然のことながら、消費者の批判、吟味にさらされ、この批判、吟味に耐えられない商品は、いかに良い商品でも、市場から排除されていくことになります。あらゆる企業は、自己の生き残りをかけて、良い商品を市場に受け入れられる価格で提供しようとしていきます。「ハーゲンダッツ」はちょっと高いけれども、おいしいので買ってしまうという一つの成功例でありましょう。

弁護士費用は、ついこの前まで各弁護士会毎で定められていましたが、ある意味、弁護士が一つの経済単位であることが没却されていたものであり、市場ニーズの中で価格が形成されることが排除されておりました。

現在、弁護士費用は、各事務所が自由に定めて良いこととされていますが、これは、当然のことながら消費者である依頼者様の批判、吟味にさらされることになります。

上記「道東の暴走老人」石橋さんには、乳業大国ニュージーランドの閣僚も面会に行くそうですが、いい物を作ればこそ、海外からも人を引きつけるのでしょう。

「暴走老人」になるかどうかはともかく、私もこれから法律事務所の提供するサービスはいかにあるべきかを追究していきたいと思います。

 

 

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